貫構造と地震(7月30日晴)

活動日誌

10年くらい前でしょうか、姫路文学館「姫路城講座」がありました。

そこで講師が「貫構造」にふれて、「耐地震」にすぐれており、「菱の門は貫構造です。」と説明されました。妙に「その言葉」を覚えていました。

先日「大阪万博」に行くと。あの木造リングがまさに「貫構造」でした(写真)。

でも、一部では「ボルト・ナット」を使用しており、「偽の伝統工法」だと、国会や、SNSを騒がせたようですが。

とにかく、私個人的には「日本古来の伝統工法」に感激したのです。

日本の大工の伝統技術として「金輪継ぎ」とか「イスカ継ぎ」の写真を見せています。

この「貫構造」を伝統工法としてを説明したいと考えました。

菱の門は「総塗籠」なので、無理です。最近、見つけました。

「東の小天守」の「昭和大改修時の模型」です(写真)。まさに「城全体が貫構造」です。

ここで「貫構造」を紹介したいと思っています。まだ、英語訳を考えていませんが。

話は変わりますが、「地震」と言えば、最近苦い思いをしました。

地震はフランス語で「tremblement de terre」なんですが、これが通じない。いろいろ発音を変えてもダメ。ついに、英語で「earthquake」これもダメ。最後は動作付きで「trembling earth」でやっと。

たいして高くもない「私のプライド」が傷つきました。「地震」の発音に困っているようでは、「貫構造」の説明に、いつたどり着けるでしょうか?

この日は5名の会員が6回の案内を行いました。

1オランダ 4名

現存なので松本城にも行ったが、ガイドをつけなかちどたので、よくは分からなかった。
姫路城では、いろいろ説明を聞いたので、歴史に興味を持てた。

2カナダ 5名

ケベックシティから一家。駅名に「○○bashi」っていっぱいみたがあれは何だ?漢字って何種類かあるの?など好奇心旺盛な質問がたくさん出た。

3スイス 1名

ローザンヌから女性一人旅。昨日神戸で長崎からの日本人男性と出会い、一緒に来た。3ヶ月の旅行でベトナムにも行くかもしれないと。
途中地階で全員のスマホから津波警報が鳴ったが、落ち着くようにそのフロアのお客さんに言えたのはよかった。

4アメリカ 3名

インディアナ州1名、フロリダ州2名と日本人2人の団体、工場視察(小野市)の接近性から姫路城を訪れたとのこと、皆さん技術者のようでしたので、出来るだけそれに沿った話題でガイドしました。

5オーストリア 4名

ウイーンから2組の親子(いずれも母と子(男))。3週間のバカンスで日本に来たと
いう。医者とエネルギー会社勤務のお母さん。今年の5月オーストリア大統領がシェー
ンブルン宮殿と姫路城の姉妹城締結のため来城した写真を見せると驚いた様子。

6アメリカ 2名

ハワイ在住の父と12才の娘さん。日本人の母と祖母も同行。
ぜひとも孫に日本の優れた城を見せたいと祖母が訪問先として推したそうです。
午後は木陰も増え、ベンチでの休憩を挟みつつ、皆さんお城探検を楽しまれてました。

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