お盆も過ぎても暑い日がつづきます。ささやかな涼を求めて近くの山へ登りました。
ここは中国山脈の脊梁(標高1280米)、晴れていれば正面に小豆島、家島が望めます。
山は暦に正直といいます。立秋を過ぎればトンボが飛んだりしていて季節の到来を下界より先取りしています。ただクマには要注意です(2度ほど出会っています)。
こうやって年を重ねつつも山歩きできるのは姫路城でガイドボランティアをさせてもらっているお陰かなぁと思っています。
今は昔、10代の頃読んだ本の中に、こんな散文詩がありました。
私たちはすべて落ちる この手も落ちる 地上をごらん、すべてに落下がある だがこの落下をやさしく支えてくれるものがある それが何であるのか、何であったのかは そのことに遭遇した当事者だけが知っている
この言葉の意味を今となって理解できる気がします。人生において出会いが大切だと言っているのですね。それが今の自分(の落下)を支えてくれているのでしょう。
ともあれ、一歩一歩に雑念を払い切れませんでしたが、秋の気配をすこし感じつつしみじみほのぼの下山しました。

この日は5名の会員が5回の案内を行いました。
1イタリア 8名
エミリア=ロマーニャ州からの団体旅行。まさかイタリア語ガイドがおるだなんてということでめちゃ関心を持って聞いてもらえました。
2コロンビア 7名
南米のコロンビア出身で現在アメリカのコネティカット州に住んでいる家族。医者と歯科医
の夫婦とその子供と祖父母の7人。祖父母は天守の一階で待っていただいた。
3カナダ 4名
フランス語のパンフレットを手にしたので、
フランスと聞いたら、「そう」と。
都市名を聞くと「ケベック、モントリオール」でした。
12日の滞在とか。今日はシッカリと、フランス語で。
4アメリカ 2名
テキサス・ヒューストンからのカップル。2回目の来日。前回は東京周辺だけだったので、今回は京都に滞在して、関西方面を旅行。Beautifulを何度も言ってくれ、城の元々の大きさに驚いていました。グーグルで見たアーモンドトーストを姫路で食べたいとも。
5アメリカ 1名
約一カ月の休暇。日本のあと、アジアの国を周るそうだ。静かなところが好きだが、観光地は、どことも、混んでいるという印象を持ったそうだ。
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