料理とガイドは似ています(8月10日雨)

活動日誌

担当の「IU」です。15年位前に通常勤務からパート勤務に変わり、2年後に退職しました。その頃から、この「ガイド活動」を、活発にやるようになりました。

もう1つやり始めた事があります。料理です。凝った料理ではなくて、ポテサラとか、麻婆豆腐、肉じゃが、日々のお惣菜です。何しろ「男子、厨房に入らず」で育った世代です。全く経験が無いので、料理本の書いてあるとおりに作ります。弱火、中火強火も指定通りに時間を計り、調味料の材料も全て計量し、時間も計ります。

困ったのは「火が通ったら」とか「十分に焼けたら」という表現ですね。でも妻も「意外と美味しい」、「少し変った味の料理が食べられる」と、当初は好評でした。

しかし、段々雰囲気が怪しくなりました。妻は一週間とかその単位で何を作るか、材料の調達を考えています。そこに、私が気まぐれで、思い立ったときに「材料を買い、台所を占有する」ので、予定が狂うみたいなんです。

最近は「事前申請」か「希望があった料理」だけを作っています。家庭の平和は「夫の譲歩によって保たれる」事を再確認しました。考えてみれば、単に料理を一品作るだけですね。まあ、それはさておきです。

最近のヒット作は「ペテンダック(写真)」です。「北京ダック」をご存じですね? 中国語では「北京烤鸭」で「鴨肉」ですね。「何時食べたっけ?」ですが。

「ペテンダック」は「有名な平野レミさん」考案です。鴨肉の代わりに鶏肉を使います。もっとも多くの人が調味料などに手を加えて、多様なバージョンがあります。

私は「クックパッド」を愛用しています。「はちみつ、醤油、甜麺醤」に「カレー粉」を隠し味に入れます。カレー粉を入れるのは「クックパッドのレシピ」だけでした。鶏肉は重しを乗せ、「弱中火」でひたすら時間を掛けます。

孫達が帰って来たときに大好評で、パクパクとモモ肉2本分があっと言ううまに。娘からも大絶賛されました。「白ネギのひげ」なんかを黙々と作っていると無心になれます。「ストレス解消」の意味では、ガイドしている時と同じですね。

最近の失敗作は「そうーめんつゆオランダ風(写真)」です。「豚肉、なす、ピーマン」を炒めて、最後に若干の調味料と「めんつゆ」を入れます。テレビでやっていたのです。あるタレントさんが絶賛していました。

ところが私の出来上がりが辛くて、辛くて。妻が曰く。わが家のめんつゆは「3倍濃縮だから三分の1の量」にしないと。薄味にするのに、スゴイ時間を要したみたいです。

でも失敗から学んで進化していくのも、「ガイドと私の料理」は似ています。「姫路城のガイド」も「自分の作る料理」も、「相手に感謝されているはずだ」と、信じているのも似ていますかね?

この日は3名の会員が3回の案内を行いました。

1アメリカ 2名

ニューヨークから父と息子。何にも調べずにその日にホテルの確保しながら歩いている。
昨日は宮島弥山を登山。今から行く京都については金閣寺や伏見稲荷すら知らない状態。
ホテルの近所の誰もいない神社や寺でもキレイで思い出になるぞと、有名どころを紹介しつつアドバイスした。

2オランダ 5名

ゲストはオランダのフェルメールの出身地デルフトからの家族。お父さんはアートヒストリアン。今日のために前日に「007は2度死ぬ」を見ていて、私の持っている007のシーンの写真を観てもらったり、撮影中のエピソードなどの話をしたりして、お父さんはとても喜んでいた。

3イギリス 1名

何気なく見落としてしまうような防御の工夫がいっぱいあり、面白かった、と。

コメント