大阪EXPOにあったマルタ国出品の「騎士の甲冑と侍の鎧」が「りの櫓」に期間限定で
展示されています。いままで「大名行列の説明」があった場所です。困りますね。通り道
なので、無視するわけにいかないので、軽く言います。「明治新政府が使節団を欧米に送
り、マルタ島に立ち寄った時に歓迎されて、お礼に鎧を送った。大阪エキスポで展示され
ていました。見ますか?」。できれば「パスしたい」という気持ちを込めて。ところが、
お客様は見たがるんです。中に入っても、説明するほどの知識はないし。「マルタ島や騎
士団」については、お客さんの知識が豊富かもしれません。ガイドの皆さん、どんな説明
をされているのか知りたいです。どなたか公開して頂けないでしょうか?
騎士団と聞いて思い出したことがあります。私にとっては「アイヴァンホー」です。子
供の頃に愛読しました。「騎士同士の馬上試合」とか「勧善懲悪のストーリー」を思い出
します。でも、今では、登場人物に違う感情があります。
このイギリス小説は、「征服者であるノルマン人」と「土着のサクソン人の相克」、「
ユダヤ人への差別感情」、「男女間の愛情」などが、「英仏百年戦争」を時代背景にして
、19世紀初頭に書かれました。
主役「アイヴァンホー」に対比して「敵役のテンプル騎士団のベルナール」がいます。
その「ベルナール」が「ユダヤ人の美少女レベッカ」に恋をして、それがもう一つのスト
ーリーになっています。「ロビンフッド」と思われる人物も登場します。最後は、レベッ
カが異教徒の「ベルナールを誘惑した魔女」として「火あぶりの刑」を宣告されます。た
だ、レベッカのために戦う騎士が表れて「敵役のベルナール」を倒せば、彼女は「無罪放
免」になります。レベッカは待ちます。そこにベルナールが来て、「馬の後ろに乗れ。一
緒に逃げよう。誰も二人を知らない外国で暮らそう」と、説得します。当然レベッカは断
り、「アイヴァンホー」の登場です。心湧き血が躍る場面です。記憶間違いがありました
ら、ご容赦を。
でもこの年になって思うのは、敵役ベルナールの「純粋さと気持ち」ですね。好きな女
性のために「命を懸ける」というか、そこまで「思い詰める気持ち」がすごいなと。子供
の頃は「憧れのアイヴァンホー」でしたが、この年になると少し読み方が違ってきます。
レベッカの気持ちはさておきです。
ところで「英仏百年戦争」という呼び方ですが、ある新書を読みました。「あれはイギ
リスとフランスの戦争ではない。フランス諸侯の内部抗争だ。」と書いてありました。イ
ギリス王を兼ねていた「フランスの一諸侯であるノルマン侯」が、フランスの主導権争い
に加担していた。後にノルマンディ侯がフランス本土の土地を失い、強いて言えば、それ
から「英仏戦争というか仏英戦争」になった。「英仏戦争」という言い方は「英米中心の
歴史観」である。そう書いてあったような気がします。言われてみれば「アメリカ、イギ
リス的価値観というか歴史観」が、私には染みついていますね。どちらが正しい歴史観な
んでしょうか? 姫路城とは関係のない話でした。(IU記)

この日は6名の会員が9回の案内を行いました。
1イラン 2名
イラン国籍持つがシンガポールで10年働く夫婦。二人ともIT技術者。初来日で日本の風景、日本食が大変気に入っている様子。明日関空からシンガポールに帰国。
2イギリス 1名
今日、友だちは1泊で広島に行っているが、今回ガイドした人は今日は姫路城、明日は大阪城に行きます。今日聞いた歴史の知識が明日の大阪城で役立ちそうで、楽しみだそうです。
3メキシコ 4名
友人グループ。「急いでいるけどお願いします」と言われ始めたが、最初から時間が気になっていたようで「自分達で見学します」と言われガイドを終えた。
4スペイン 2名
バルセロナから来たカップル。普段はカタルーニャ語を話しているとのことで、日本人とスペイン語を話すのは予想していなくて驚いていた。
ヨーロッパのお城と攻防の仕組み等共通点もあるが木造なので全てが異なる雰囲気があると話していた。
5アメリカ 1名
バルセロナに住むロサンゼルス出身のグラフィックデザイナー。
写真のいい撮り方をレクチャーしてくたり、万博のチケット予約の複雑さをアメリカ人目線で指摘したり、とにかくよくしゃべる人でした。
6アメリカ 2名
オレゴン州からカップル。アメリカの南部やNY、西部のアクセントを非常に分かりやすくやってくれたり、とにかくさわやかで一緒にいて楽しい人たちでした。
戦国時代についても勉強してきてくれていたので非常にスムーズでした。SHOGUNのどこからどかまでがほんまかうそかなども質問されました。
7イギリス 2名
マンチェスターの夫婦。京都からのワンでトリップで、道頓堀で夕飯を食べてから京都に戻るとのこと。
姫路市の規模は丁度いい。東京や大阪は目まぐるしくて疲れたそうです。寄付の申し出があったので能登半島地震の箱を案内しました。
8インドネシア 1名
ジャカルタからの女性、家紋の写し絵やスタンプを済ませて入城。備前丸ではポートレート写真を沢山撮って差し上げました。
夕方は神戸牛を食べてから布引のハーブ園(JRパスのサイトで知った)へ寄り大阪へ戻るとのこと。
9アメリカ 2名
日系3世の男性と奥様が、奥様の故郷のフィリピンへ行く途中に初めての日本旅行で姫路に来られた。素晴らしい、よく考えられている、と何度も連発されていた。


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