チェコの大統領ペトル・パヴェル氏が来姫したときのことはイベント欄で書いていますが、それ以来のチェコのお客さんを案内する機会がありました。2世代の家族(父母息子とその奥さん)で英語が達者なのは息子さんだけなので、私の説明の後に通訳が入る感じでまわりました。とはいえ英語が全然分からないわけではないので、簡単なところはゆっくり話したりして全員にもダイレクトに分かってもらえるようにしました。
さて表題の「プラハ窓外投擲事件(そうがいとうてきじけん)」はプラハ城であった歴史的な事件で詳しくはご自身で調べていただきたいですが、要するに人を窓から放り投げたという事件です。チェコでは3回人を窓から放り投げています。第一回目は、この後起こるヨーロッパ史上最悪な戦争のうちのひとつ、三十年戦争の引き金にもなる事件です。
これを姫路城の石落としを説明するときに、「チェコではもっと大きな石落としが必要ですね、あなたたちは人を落とさなければいけないから」と付け加えて笑いを取ろうとしていますが、今回はみなさん英語が達者ではないので、伝わってなかったようで反応はほぼなし。その時お父様の方が、「ん、お前、それはチェコのことを言ってるのか?」と尋ねられたので、「はい」と答えると、「defenestration!(窓外投擲)」と驚きの声を上げました。私もこの単語は覚えていたので「Yes!」と応じ、即座に二人で抱き合うことになりました(水の曲輪にて)。「窓外投擲!」と言いながら東欧の人と姫路城で抱き合う日が来るだなんて、人生は何があるか分かりません。
落とす前から下にクッションを用意し、あれは事故だということで片付いたようです。今回のお客さんもアクシデントと言っていました。
たくさんのことを知っていて、それをその国の言葉で言えることが、ガイドとゲストにとってどれほど楽しいことか。これを感じることができる瞬間でした。こんなことばかりが起こる姫路城のガイドはやめられませんし、もっと自己研鑽をせねばと思わせてくれるのです。
この日は7名の会員が8回の案内を行いました。
1オランダ 1名
ポーランド南部の都市から一人旅をしている男性。建築関連の仕事をしている。お城の構造に大変興味を示していました。名古屋城、金沢城、彦根城をすでに訪れたという。
2アメリカ 1名
ミネソタ州からの女性の一人旅。学校の先生とか。
応対が丁寧でした。
3オーストラリア 2名
日本の怖い幽霊話を検索していてお菊の井戸を見つけ来城したが、城の設計や縄張りの工夫
修理のやり方などメインの話にとても感動して期待以上の姫路城だったそうです
4アメリカ 2名
住んでいないのに、なぜこんな立派な天守を建てているのか、と質問されました。
5アメリカ 7名
ピッツバーグからの両親と子供5人の7人家族の初訪日。とにかく、明るく賑やかなで楽しい見学となった。明日は那智の滝を見学に行く予定、そのあと奈良、京都を訪問予定。
6スペイン 1名
城内の建物の中に、隠れ場所が多くあり、2段になっている所がユニークに思えた、と。
7シンガポール 10名
こんな大きなお城が木で出来ているのに感動したそうだ。
8アメリカ 2名
ニューヨークからの女性二人旅。今日は好天のもと天守閣は絶景で有り二人はその美しさに
感嘆していた。この後京都に二日間滞在、それから城崎での温泉を楽しみにしていた。
ランチは高田の馬場・まねきの駅そばを薦めておいた。


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