美作の城(9月27日晴)

活動日誌

私の町は岡山県に隣接しています。

平成の頃、県境の峠を越えて、たまたま入った書店の棚に「されどわれらが日々」という本があるのを見つけ、えーっ、昭和中期の話題本を今も読む人があるんだ!と驚いたことがあります。

それが私の隣県へのイメージです。

県南の閑谷学校(備前)、県北の中心地津山市(美作)へは車で約1時間です。

それぞれ城主が育んだ文化が、地域を超えて全国にも波及しています。

津山はコーヒーの漢字「珈琲」(オランダ語koffie)の発祥の地ではないかと言われていますが、藩医宇田川家が、蘭医学研究の過程で「酸素」、「水素」などの元素名、「酸化」、「還元」などの科学用語、「温度」、「法則」などの我々が日常使う言葉の造語や、ペリー国書翻訳にも関わっていたことは意外と知られていません。

しかし、惜しむらくは、森蘭丸の弟(森忠政)が1616年に建て、明治初年に廃城(取り壊し)となった津山(鶴山)城です。

現在は備中櫓が木造復元されていますが、Wikipediaには明治初頭の古写真が出ており、その規模の大きさが分かります。

ずーっと以前、西日本きっての桜の名所鶴山公園をおとずれた時、その城構えの立派さに感銘を受けて以来、多くに人に知ってほしいと思っているお城です。

(画像は津山城公式サイトフリーより添付)

この日は6名の会員が9回の案内をしました。

1アメリカ 2名

テキサス州オースティンからのカップル。マイクロチップのエンジニア。2週間の旅行中。京都から1日旅行でお城を訪れた。これから京都の観光をするという。

2メキシコ 2名

 メキシコシテイからの母と娘。8日の短い旅。これから岡山、広島へと向かう。娘さんは2回目の訪問、広島のお好み焼きが大好きという。
 娘さんは食品会社に勤める化学者。お城の構造についての質問に的確に回答してくれました。

3オーストラリア 1名

シドニーから初訪日、歴史の先生。日本の食べ物はとても気にいっている。寿司、お好み焼き、たこ焼き等。昨日は奈良の東大寺等を観光してその後生駒山のお寺に行った。明日からは広島、京都、金沢、日光から東京の予定。

4イタリア 2名

ヴェローナからソフトエンジニアと精神科医のカップル。出だしから日本に関する質問が山ほど出てお城のことはほとんどしゃべらず。
移民問題から神道の重要性、日本語の文法、文字の使い分けから日の丸弁当まで、多岐にわたった。
10年前は武器の研究をしていたようで、ヨーロッパの剣が何でフェンシングになっていったかなど面白い話もたくさん聞けた。

5アメリカ 1名

お城を見る前に堀の和船クルーズをしてきたというワシントンDCからの男性。

6アメリカ 3名

カリフォルニアからの男性3人。
4人で日本に来たが、1人はEXPOで仕事があり、3人で来姫。たくさん質問してくれて、特に武具掛けの槍の刃先が三角形なのはなぜかと聞かれ、答えられなかった。もっと勉強しなくては。

7アメリカ 3名

次に広島に行く予定なので1時間で回って欲しい、と言われかなり省略しながら
回りました。3人とも日本史に知識もあり、熱心に聞いてくれたので2時間あればもっと喜んでもらえたかな、と思いますが混む季節ですし午前10時過ぎで終わったので効率よくガイド出来ました。涼しくなってきたので出来ましたが真夏だと私の体力では無理でした。

8シンガポール 2名

とてもユニークなご夫婦でした。最初奥さんは私に話さず夫に話して、という仕草だったのでご機嫌が悪いのか、英語がわからないのかと思っていましたが、後半はあなたのガイドはとっても良い、とニコニコ。やがてその理由がわかりました。ご主人が話好きでユニークなので妻もある程度距離が必要
天守途中で私が説明した後、次の場所に移動してもご主人が来ません、あれ、と思ったら
次に来た10名位のグループ(それも日本人のガイド付き)にまるでガイドのように、ジェスチャー付きで解説していました。それが終わって私のところに来ると、「君が言ったことをリピートしたんだ、人から聞いた内容を他の人に説明したら、自分がしっかり理解できるだろう?」確かにその通りです、もし日本人のガイドさんが迷惑でなければ。とっても個性的なご夫婦でした。

9韓国 4名

韓国からの4人は姫路で会議出席のため来日。
2日間だけの日本滞在で、午後から会議があるので、急いでいて天守の最上階で別れました。
オランダからの若いカップルは、日数をかけて日本を廻っているけど、それでも時間が足りないと言われていました。
前夜、姫路で泊まったホテルの部屋から見えたライトアップされた姫路城がとても綺麗だったそうです。

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